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こんなのアリ?ウソのようで本当にあったクラウドファンディング10選

日本にもすっかり定着したクラウドファンディング。
最近では別府温泉の「湯〜園地」なんて面白いプロジェクトも話題になりましたよね。でも世界を見渡してみるとウソのようで本当にあったクラウドファンディングがたくさんあるんです。
そこで今回は、そんなちょっと変わった(おバカな)プロジェクトをご紹介したいと思います!

1.穴を掘るのに理由は要りません

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出典:Holiday Hole

これは「Cards Against Humanity」というブラックユーモアたっぷりのカードゲームを提供している会社が、2016年のブラックフライデーに合わせて実施したクラウドファンディングです。イリノイ州オレゴンの空き地にショベルカーを持ち込み、全く何の役にも立たない大きな穴を掘るというチャレンジになっています。ブラックフライデーという米国最大の年末商戦に、あえて無駄なことにお金を使うというブラックユーモアたっぷりの企画ですね。

5ドルの支援が入るごとに穴を掘る時間が3秒間延長される仕組みになっており、最終的に10万ドルを超える資金を集めることに成功!2日間に渡って穴が掘り続けられ、見事に全く意味の無い大穴が完成しました。なお、掘った穴は後日ちゃんと埋められたそうです。

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よくある質問にも穴を掘る意味は全く無いと明記されています(笑)

2.テクノロジーフリー。そう、NoPhoneならね

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出典:The NoPhone

これはスマートフォンの形をしただけのプラスチックのオブジェを製品化するというクラウドファンディングです。当然ながら電話をかけることは出来ません。サイトに以下のような製品の特徴が記載されています。

  • バッテリー不要
  • ソフトウェアのアップグレード不要
  • 耐久性あり(ガラスにひびが入ることがない)
  • 耐水性あり

一見何の役にも立たない製品に見えますが、意外にも利用者から以下のような賞賛の声が(笑)

NoPhoneを使うようになって、アイコンタクトのスキルが73%向上しました。

NoPhoneのおかげで、ボーイフレンドに酔ってメールをすることがなくなりました。

なお、自撮り対応版にアップグレードも可能です(笑)
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プロジェクトは1万8千ドル以上を集めて目標金額を達成し、900人以上の支援者にNoPhoneが届けられました。

3.肉+石鹸?いいえ、肉=石鹸です

皆さんは清潔な人というと、どんな人をイメージしますか?ミントやローズのような爽やかな香りがする人ですか?しかし、このプロジェクトの実行者は違います。肉をこよなく愛する彼らが考える清潔な人はベーコンの香りがする人です。このプロジェクトは、そんなそんなベーコンの香りがする石鹸「Meat Soap」を開発するためのクラウドファンディングです。

「Meat Soap」の気になる原材料ですが、グリセリンの石鹸にベーコンの油を混ぜて作るとのこと。よくある質問には、この石鹸で手を洗っても安全性は多分問題ないけど、美味しそうな匂いにつられて食べないようにしてねと記載されています。もちろんベジタリアンの方も購入可能だそうです(笑)プロジェクトは目標金額を達成し、支援者のもとにちゃんと石鹸が届けられたそうです。

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こちらは試作品の石鹸。ブタの模様が可愛いですね^^

4.はじめてのポテトサラダ

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出典:Potato Salad

これはポテトサラダを初めて作る青年が、ポテトサラダを作るための費用を集めるというクラウドファンディングです。目標金額はたったの10ドルでしたが、35ドルでポテトの量を4倍、250ドルで自然食品のマヨネーズを使用、1000ドルでポテトサラダを作るところをライブ中継など、どんどんグレードアップしていった結果、なんと5万5千ドルを超える資金を集めることに成功しました!

最終的には会場を借りてポテトサラダパーティーが開催され、約200kgのポテトを使用して、1500~2000人にポテトサラダが振る舞われたそうです(笑)

ちなみに、このポテトサラダに対抗して、「コールスローサラダ」「パスタサラダ」「玉子サラダ」など類似のプロジェクトを立ち上げる人が現れましたが、いずれも数十ドルしか集めることが出来ず、ポテトサラダの圧勝に終わりましたw

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コールスローサラダはポテトサラダに惨敗

5.π – それは魅惑の数値

円周率πは多くの人を惹きつけてやまない数値です。小数点以下何桁まで憶えられるか暗記にチャレンジした人も多いでしょう。そして、このプロジェクトの実行者もそのうちの一人。このプロジェクトは、πに魅せられたパイ好きの男性が、πの形をしたパイ焼き用調理器具「Pi Pie Pans」を製品化するというクラウドファンディングです。

一見すると完全なダジャレですが、当の本人たちはいたってまじめで、およそ3年の構想を経て理想のπ型を実現しました。作るのは面倒くさそうですが、通常の丸型のフライパンで焼くより端っこのサクサクした部分がたくさん出来るということで、端っこフェチにはたまりませんね(笑)なお、プロジェクトはπ好きの心を捉え、目標金額を大きく上回る1万7千ドルを集めることに成功しています。

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πパンで焼いたピーチパイ。サクサク感が思う存分楽しめます^^

6.料理は格闘だ

料理は食材との真剣勝負。どこにでも売っているようなヤワな調理器具では勝負に勝つことはできません。このプロジェクトは、そんな戦う料理人たちのためのフライパン「Fighting Man’s Frying Pans」略してFMFPを開発するためのクラウドファンディングです。

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このフライパンにかかれば卵もイチコロです

フライパンはテフロン加工・鉄製・ステンレス製の3種類を用意しており、取っ手もいろいろなバージョンを用意しています。プロジェクトは目標金額を大きく上回る4万6千ドルを集めて成功と言いたかったところですが、その後の開発でいろいろ問題が発生しているようで4年経った現在でも支援者のもとにフライパンは届いていないようです。戦わずして負けということでしょうかw

7.タクシー代高っ!

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出典:Uber Stole My 26th Birthday

これはちょっと可哀想な女性のクラウドファンディングです。メリーランド州バルチモアに住むガブリエル・ワスンさんは、2014年10月31日のハロウィーンの日に、彼女の誕生日(11月1日)を祝ってくれるという友達と一緒に深夜まで外で遊んでいました。深夜3時を回りお酒も飲んでいたためUberを使ってタクシーで自宅に帰ることに。

そして、翌朝目が覚めてUberからの請求金額にビックリ!たった20分足らずの乗車で362ドルも請求されていたのです。Uberは、需要が多い時間帯は割り増し料金を徴収する仕組みを採用しており、その日はハロウィーンの深夜ということで通常の9倍に運賃が設定されていたとのこと。

運が悪いことに11月1日は彼女の誕生日であり、家賃の支払日でもあったのです。タクシー代のせいで家賃が払えなくなった彼女はクラウドファンディングを立ち上げUberへの怒りをあらわにします。すると開始18時間足らずで目標金額のタクシー代362ドルを上回る600ドル近くの支援が集まり、無事家賃を払うことができたのでした。しかし、20分の乗車で362ドルも請求されたら、それは切れますよねw

8.Make it Rain!!!

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出典:The Money Gun

一度で良いから札束をばら撒いてみたいと思ったことはありませんか?これは、そんな欲望をカタチにしたクラウドファンディングです。その名も「Money Gun」。文字通りお金を噴射する銃です。

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すごい勢いでお札が噴射されますw

プロダクトデザイナーが参画しデザインにこだわっているようで、紹介動画もなかなかクールです。本人いわく、クールなマーケティングツールだそうですが、プロジェクトの方は残念ながら目標金額に遠く及ばず失敗となってしまいました。実は「Cash Cannon」という類似製品(しかも安い)が既に販売されていたというマーケティングの初歩的なミスを犯したようですw

9.物欲からの解放

クラウドファンディングというとリターンが欲しくて支援される方も多いかと思います。しかし、このプロジェクトは、そんなクラウドファンディングの常識を覆し、支援者は何も得ることができないという何やら哲学的な内容になっています。

プロジェクトページによると

私たちは否応なしに消費せざるを得ない世界に生きています。そして、その枯渇することのない消費への欲求が、私たち自身に罪悪感を与えています。私たちはこのような不健全な状態から皆さんを救うために、購入しても何も得るものがないという機会を提供したいと考えています。

とのこと。うーむ、深いですね。実際はリターンが全く無いわけではなく、Buy Nothing Day(無買日-11月の感謝祭の翌日の金曜日)にシアトル郊外のビルにデジタルサイネージを設置し、支援者の名前を表示するそうです。

現代消費社会への問題提起にクラウドファンディングを利用するという前衛的な取り組みでしたが、全く注目を集めることなく支援総額5ドルで失敗してしまいました。

10.打倒Google、Apple、Microsoft

これは、新しい端末(スマートフォン、タブレット、PC)とOS(オペレーティング・システム)を開発するというなかなか壮大なプロジェクトで、一見するとクラウドファンディングでありそうなテーマなのですが、その内容がひどかったので取り上げてみました。まず、紹介動画が意味不明です。何を伝えたいのかさっぱり分かりませんw

このプロジェクトは3つのフェーズに分かれているそうで、まずフェーズ1がOSの開発で既に50%完成しているそうです。その写真がこちら。

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どう見ても50%も完成しているように見えないハリボテ感w パワポのお絵かきレベルです。そしてフェーズ2が端末の開発(スマートフォン、タブレット、PC)。

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これはタブレット。うーん雲のロゴが。。。
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これはスマートフォンのスクリーンを閉じたところらしいのですが、どういう造りなのでしょうか???
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全ての端末を並べるとこんな感じ。1番左端は何なのか不明です。

ちなみに、この製品の特徴は、スマートフォン、タブレット、PCの全ての端末がクラウドで同期しており、どの端末でも全く同じ環境を実現できることだそうです。技術的な詳細は不明ですが、仮想デスクトップのようなものでしょうか?そしてフェーズ3がなぜか製品パッケージの制作。もっと重要なものがありそうな気もしますが。。。

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Everything Packageを見るとスマホ、タブレット、…あれ何か1個多いぞ???

必要な資金の内訳はサーバー費100万ドル、ネットワーク費100万ドル、ハードウェア開発費600万ドル、OS開発費10万ドル、その他費用100万ドルということで計910万ドルを募集しましたが、当然のことながら支援が集まるわけもなくたった一人の支援だけで終了してしまいました。ちなみに、このプロジェクトではOSのことをoperating systemではなくoperation systemと呼び続けていましたw(計10回も)

どうでしたか?ネタ的なものから、斬新なものまでいろいろありましたね。クラウドファンディングの使い方は人それぞれ。あなたのちょっとしたアイデアが実はダイヤの原石かもしれません。かのアインシュタインも「失敗を経験した事がない者は、何も新しい事に挑戦したことが無いということだ。」と言っています。ぜひ、失敗を恐れずにクラウドファンディングに挑戦してみてください。