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クラウドファンディングで成功するための事前準備の5つのポイント

ドリームレイジングCAFEのマスターです

もし、あなたがクラウドファンディングをスタートするとしたら、どのような事前準備を行いますか?Webサイトに掲載する文章や写真、動画を用意したり、支援者に提供するリターンを用意すれば十分だと考えている人が多いかもしれません。しかし、残念ながらそのようなプロジェクトの多くは支援を集めることが出来ずに失敗しています。

クラウドファンディングは、プロジェクトを立ち上げるだけでは支援者は集まりません。自らが計画を立て支援者を集める必要があります。約1ヶ月~2ヶ月間という短いプロジェクト期間中にスムーズに支援者を集めるには、スタート前の準備にはしっかりと時間を掛け、万全の体制を整えることが重要です。そこで、今回はこれからプロジェクトを立ち上げたいと考えている方のために、プロジェクトを立ち上げる前の必要な準備についてご紹介します。

1.チーム体制を作る

クラウドファンディングは個人ひとりで行うよりも、複数人でチーム体制を作って行うようにしましょう。なぜなら、チーム体制を作ることで以下のようなメリットがあるからです。

  • タスクを分担して負担を減らすことでプロジェクトをスムーズに進行することが出来る。
  • それぞれが得意な分野を活かすことで相乗効果を生み出すことが出来る。
  • チームメンバーのネットワークを活かして支援を募ることが出来る。

クラウドファンディングは文章作成、写真撮影、グラフィック・ビデオ制作、プロモーションなどやるべきことが数多くあります。以下の知識・技術を持った人物を揃えて最高のパフォーマンスが発揮出来るようにしましょう。

  • リサーチ、戦略立案、予算管理などプロジェクト全体を統括して推進していく人物(マーケティング)。
  • テレビや新聞、ネットで取り上げてもらえるようにメディアに向けて情報発信する人物(PR)
  • FacebookやTwitterなどを活用して情報発信し、新しい支援者の獲得やファン層拡大を行う人物(ソーシャルメディア)
  • プロジェクトページに掲載する文章やブログの投稿記事、支援者を集めるためのメールの文章など、プロジェクト期間中に必要となる様々な文章を執筆する人物(コピーライティング)
  • プロジェクトページに掲載する写真やイラスト、動画を作成したり、ソーシャルメディアに投稿する写真や動画などを作成する人物(デザイン)

2.ソーシャルメディアのアカウントを作る

ソーシャルメディアはプロジェクトをプロモーションする上で最も重要なツールの一つです。実際にユーザーの50%以上がFacebook、Twitter経由でプロジェクトを認知しています。FacebookページやTwitterアカウントは事前に必ず作成しておきましょう。

また、アカウントを作成したら計画的に投稿して常にアクティブな状態になるようにしましょう。そうすることでフォロワーが増え、ソーシャルメディア上でのプレゼンス(存在感)が向上します。ソーシャルメディアで何を投稿したら良いか分からないという方は以下の投稿アイデアを参考にしてみてください。

  • ビジネスの役に立つ話題をシェアする。
  • ユーモアに富んだ投稿をする。
  • インスピレーションを刺激する投稿をする。
  • フォロワーに質問を投げかける。
  • クーポンのような特典を提供する。
  • 自分の日常生活やビジネスシーンの裏側を見せる。
  • 自分の考えていること・意見などを述べる。
  • 自分のお気に入りの製品やサービスをお勧めする。
  • 家族やペットの写真を投稿する。
  • 人を元気付けたり、ポジティブにするような名言・格言を引用する。
  • 職場の写真や動画を投稿する。
  • 何かの問題について自分の意見を述べたり、フォロワーに意見を求めたりコミュニケーションする。
  • イベントなどの写真を投稿する。
  • 自分の顧客の成功事例や推薦メッセージを紹介する。
  • 自分がどのようにして今のビジネスを始めたのかを紹介する。
  • フォロワーとのQ&Aセッションを行う。
  • 投票を行って意見やアイデアを求める。
  • 職場の同僚や従業員を紹介する。
  • コンテストやゲームなどを開催する。
  • 業界予測を述べるなどビジネスへの深い知見を見せる。
  • 役に立つ・面白いセミナーやイベントなどの情報をシェアする。
  • 他の人の有意義なコンテンツをシェアする。
  • お勧めの本や映画を紹介する。
  • テクノロジーに関する話題やツールなどをシェアする。

3.見込み支援者リストを作る

クラウドファンディングで支援者を集める期間は1ヶ月~2ヶ月間しかありません。そして、このような短期間の中でゼロの状態から支援者を集めるのは決して簡単なことではありません。プロジェクトスタート前に見込み支援者のリストを作っておきましょう。リストは以下の3種類を作成してください。

  1. アンバサダーリスト:あなたを熱心に応援してくれ、個人で支援するだけでなく自らが紹介役となって多くの支援者を集めてくれる人達のリスト。
  2. サポーターリスト:あなたのプロジェクトに関心を持っており、支援を期待できる人達のリスト。
  3. 企業・団体リスト:あなたのプロジェクトに関心を持っており、支援者集めを協力をしてくれる企業・団体のリスト。

リストの目標は見込み支援金額が目標金額の30%以上を達成できることを目指してください。リストを集めるためには友人・知人へのアプローチはもちろんのこと、ブログやソーシャルメディア、イベントなど様々なチャネルを活用してあなたのプロジェクトに関心を持ちそうな人にアプローチしてください。

ワンポイントアドバイス

Facebookには特定の分野に関心を持つ人たちが集まるコミュニティやグループがあります。リストをさらに増やすために、これらのコミュニティやグループにアプローチしましょう。

■コミュニティの見つけ方

ステップ1.Facebookの検索窓に関連するキーワードを入力する。
ページ上部にある検索窓に関連するキーワードを入力して虫眼鏡をクリックしてください。
facebookで検索する

ステップ2.検索結果の下部の「さらに表示」をクリックする。
表示された検索結果の下部の「さらに表示」というリンクをクリックしてください。
「さらに表示」をクリックする

ステップ3.検索結果の一覧から「コミュニティ」を探す。
表示された検索結果の一覧からコミュニティを探してください。
一覧からコミュニティを探す

ステップ4.積極的にコメントするなどして関わりを深める。
コミュニティページの「いいね」数や投稿頻度、一つの投稿にどれくらいの「いいね」や「シェア」が付いているかをチェックすることで、コミュニティの規模や活性度を計ることができます。いいなと思うコミュニティが見つかったら積極的にコメントするなどして、コミュニティとの関わりを深めていきましょう。関わりを深めたら、コミュニティの管理者にメールやメッセージを送ってクラウドファンディングの告知をさせてもらえないかどうかお願いしてみると良いでしょう。

■グループの見つけ方

ステップ1.Facebookの検索窓に関連するキーワードを入力する。
ページ上部にある検索窓に関連するキーワードを入力して虫眼鏡をクリックしてください。
facebookで検索する

ステップ2.検索結果の下部の「さらに表示」をクリックする。
表示された検索結果の下部の「さらに表示」というリンクをクリックしてください。
「さらに表示」をクリックする

ステップ3.「その他」から「グループ」を選択する。
上位検索結果のメニューの「その他」から「グループ」を選択してください。
「その他」から「グループ」を選択する「

ステップ4.グループに参加する。
表示されたグループの中から自分に合ったグループを見つけて参加してみましょう。グループに参加したら積極的にコメントするなどして、グループ内のメンバーとの関わりを深めていきましょう。
facebookグループに参加する

4.メディアリストを作る

ソーシャルメディアやEメールを使って支援者を集めることは重要ですが、それと同様にメディアとの関係を築くことも重要です。メディアに掲載されればプロジェクトを不特定多数の人に認知してもらうことができますし、掲載実績はユーザーに大きな信頼感を与えることができます。プロジェクトに関心を持ってくれそうなメディアをリストアップして積極的にアプローチしましょう。メディアにアプローチする上で重要なポイントを以下にご紹介します。

  1. ストーリーを伝えましょう。クラウドファンディングは既に珍しいものではなく、クラウドファンディングというだけでは話題性はありません。しかし、あなたのストーリーはオリジナルなものです。メディア関係者に関心を持ってもらうには、単にプロジェクトを告知するのではなくストーリーを伝えてください。
  2. 地域メディアやニッチメディアから先にアプローチしましょう。コネクションも実績もない状態で大手メディアに取り上げてもらうことは極めて困難ですが、地域メディアやニッチメディアであれば可能性は十分にあります。実績を積めば大手メディアへの可能性を大きく拓けてくるでしょう。
  3. アプローチすべきメディア関係者をリサーチしましょう。メディア関係者はそれぞれ取り扱う専門分野を持っています。手当たり次第アプローチするよりもプロジェクトのテーマに合ったメディア関係者にピンポイントにアプローチする方が効率的です。
  4. 特定分野に詳しい専門家やインターネット上で強い影響力を持つ個人にアプローチしましょう。ブロガーやTwitterユーザーの中にはインフルエンサーと呼ばれる情報発信力の高い人が数多く存在します。彼らに取り上げてもらうことで、より奥の人に認知してもらうことが出来ます。
  5. タイミングを変えてアプローチしましょう。スタート直後のプロジェクトは必ずしも興味を持ってもらえるとは限りません。しかし、支援金が●●万円を突破した、支援者が●●人を突破したなど、目を引く実績がある場合は興味を持ってもらえる可能性が高くなります。初回アプローチで取り上げてもらえなかったとしても、別のタイミングでアプローチしてみてください。

5.スケジュールを作る

クラウドファンディング期間中はやるべきことが沢山あります。事前にプロジェクト開始日から終了日までのスケジュールを作っておきましょう。

スケジュールの例

  1. プロジェクト開始1日目:見込み支援者リストに案内メールを送信。FacebookとTwitterにプロジェクトのことを投稿。
  2. プロジェクト開始2日目:FacebookとTwitterにプロジェクトのことを投稿。
  3. プロジェクト開始3日目:新着情報を更新。
  4. プロジェクト開始5日目:支援が目標金額の40%を超えていたらメディアリストにプレスリリースを配信。
  5. プロジェクト開始6日目:見込み支援者リストにリマインドメールを送信。

スケジュールの例

最後に

今回ご紹介したようにクラウドファンディングで良いスタートを切るためにはしっかりとした準備が必要です。特に2番、3番で触れたように、事前にネットワーク活動を行ってコミュニティ(人とのつながり)を作っておくことが成功のポイントになります。マーケティングに関する著作で知られる米国の作家セス・ゴーディン氏はクラウドファンディングについて以下のように指摘しています。

クラウドファンディングはコミュニティを作るためのショートカット(近道)ではありません。クラウドファンディングはコミュニティを最大化させるためのものなのです。

コミュニティは金銭的な支援だけでなく、クチコミであなたのことを広めてくれたり、有意義なフィードバックを行ってくれるなど大きなチカラになってくれるでしょう。コミュニティを作ることを中心にして事前準備を行ってみてください。